ヨーロッパ青春ドライブ紀行・1973(24)

8月21日(月)   シャモニー→ツエルマット

 順調な旅足で、セント・ニコラスに到着。駅前にある巨大な駐車場に車を入れる。ここから先、ツエルマットへは車は使えず、登山電車を使うことが決まりである。
 ツエルマットが間近になった時、窓の外にマッターホルンが見え始めた。写真では何度も見てきたが、実物を目の当たりにすると感無量になる。

 ツエルマットの町は谷あいにある小さな街だが、車は電気自動車以外なく、交通はもっぱら徒歩か、馬車を使う。街中にはホテルが林立しているが高さ制限があるようでいずれも5階建てである。デザインにはあまり個性はない。これも壁の色や屋根等規制されているためか。
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ツエルマットの街

 街から見えるマッターホルンは、南面と東面が見え、その稜線が真正面が見える。南面はカンナで削ったようにツルツル、雪の付きはない。上部にいくに従って斜面の傾きは大きくなり、最上部付近はオーバーハング気味である。東面は南面に比して雪の付きがよい。
 ツエルマットから眺めるマッターホルンの姿は、人の顔と同じく、真正面より斜め横からの姿が眺められ大変美しい。
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 宿はどこも満室でかつ高いが、幸い保育園らしき建物を活用したZimmer があったのでそこを使うことにした。一泊、10F。

 荷を解いて、早速登山電車でゴルナーグラートへ向かう。往復30F。約30分でゴルナーグラートの展望台に着く。アプト式の登山電車でかなりの勾配をゆっくりと上っていく。はるか下にツエルマットの街が箱庭のように見える。
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 登るにつれ視界はひろがり、マッターホルン、モンテローザ、ドーム、その他の雪を抱いた高山が見渡せるようになる。絶景だ。
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終点ゴルナーグラート駅
 終点はゴルナーグラート、標高はなんと3200m。到着時刻が午後3時ちかかったので、マッターホルンは逆光の中にあり、空に溶け込んでいるよう。

 モンテローザは午後の光を受け、堂々たる山容を誇っている。モンテローザの左斜面には大きな氷河、ゴルナー氷河がモレーンをいく筋も保ちながら流れ下っている。スゴイ!スゴイ!
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ゴルナー氷河

 この所での展望は文字通り360度の大パロラマで、いつまで見ていても飽きない。幸い午後遅い光を受け、山々に陰影がで壮大、迫力満点、圧巻である。
 熱気球、ジェット機が時折、余興のように目前を横切っていく。

 
 街へ降りる登山電車の最終時刻は午後7時。ぎりぎりまで粘ってこの地でゆっくりと過ごすことにする。持ってきたカメラの標準レンズ(55m)では用をなさない。

 西に陽が沈みかける寸前、午後7時。野生のカモシカが目の前にやってきて旅情をそそる。
名残を惜しみながら黒いシルエットになりつつあるマッターホルンを左手に仰ぎ見ながら、電車に乗る。
ツエルマットの街で遅い夕食をとり、宿に戻る。午後10時就寝。
手続きの誤りで、ベッドは二つしかとれず、一つのベッドに二人で寝ることになった。お陰で少し睡眠不足になった。

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