ヨーロッパ青春ドライブ紀行・1973(7)

8月4日(金)   ルーヴェン→ ケルン(ドイツ)  走行距離 208k

 パン、バター、ジャム、ソフトチーズの軽い朝食をとち、午前9時、ユースを出る。
昨晩は疲れていたためか、熟睡でき体調は良好。昼にリージュ(LIEGE)に着く予定で国道E5を突っ走る。タイアは、日本では特別装備であるラジアルタイアの、道の凹凸をよく拾うが、安定性は大変よい。やはりこちらの車はたとえ小型車でも高速走行ができるように基本性能が高い。
 ベルギーの主要産業は農業と思われるほど、道の両側には農地が広がっている。国道沿いは一面の畑。小麦だろうか黄ばんでいて今が収穫期のようだ。所々小さな町並みを通る。その多くの街並みは、やはりレンガ造り、どこの街も整然としており、気持ちがいい。
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国道沿いに広がる農地

 エコノミックアニマル、ここにまかり通るがごとく、道を走っている車には日本製が多い。カローラがもっとも多く、クラウン、マークⅡ等トヨタ車が幅をきかせている。その他にダットサン、チェリー、パブリカ、ファミリア、カペラ、セリカ等が目につく。

 ところでヨーロッパでは、車のトランク部分に、各国の頭文字のシールが大きく貼ってある。イギリスはGB,ドイツはD,ベルギーはB,オランダND、フランスF,イタリアはI、、スイスはSCHなど。国道には各国の車が入り乱れて走っており、国際色豊か。 それからもう一つ、この季節、キャンピングカーを引いている車も目立つ。車内には老夫婦二人だったり、子どもを伴った家族だったり。途中のパーキングエリアで、車の傍らで簡単なお茶をのんだり、ゆったりと旅行を楽しんでいるようだ。日本にもこういう時代が来るのかな。

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ブリュッセル→リエジュ

昼近くLiege 着。
まあ普通の街というところか。街中で昼のパン(こちらのパンは実においしい)を買い、街中を散策、ウインドウショッピングを楽しむ。
 さすが宝石の国だけあって、ダイアが安い。日本では20万円ほどのものが、4000~10000 BF(約3万~7万)程度。むろん金は無いから買えない。ただし衣料品はかなり高いみたい。
 交差点近くのカフェでアイスクリームを食す。おいしい。
 
 Liegeを後に更に西へ向かう。次の目的地はアーヘン(Aachen)。途中道から外れるが有名なマーストリヒトの街がある。Aachenの近くに、ベルギーとドイツの国境。Visaだけで簡単に通過。
 アウトバーンを快適にとばし、午後3時、ケルン着。
 ケルン・ドイチュ・21のユースを探す。近代的な建物、受付は午後4時から。
 ケルンでは、かねて約束してしていた、同僚の岩氏のお父さん、岩パパと再会することになっている。岩パパはケルンまではロンドンから一人で行動していた。
 落ち合う場所は、ケルン駅。
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ケルン・ドイチュ・21ユース

 ベルギー人に比してドイツ人はやや硬い感じ。
 言葉はこの三日間で、英語、仏語、独語とかわり、頭の中は混乱気味。
 約束の時刻の午後4時過ぎになっても、お父さんが現れない。6時まで待ったが来ず。腹が空いてきたので、次の列車までの時間を利用して、夕食をとりに。駅近くのホテル街をウロウロ。とある居酒屋を見つけ中に入る。何人ものドイツ人に囲まれて、やっと夕食にありつけた。トンカツらしきもの、サラダ、パン。約6マルク(600円)。
 腹も収まり、再び駅へ。駅前広場には日本同様、不良風のアンチャン、ネエチャンがたむろしている。
 午後8時(未だ外は明るい)になっても、岩パパは現れず。仕方ないので今晩、岩パパも共に泊まるホテル(Drei Klonnen Hotel)へ直接行くことにした。このホテルもやっとの思いで探し出す。
 幸いなことに岩パパは、すでにホテルに到着、旅装を解いていた。ほっとする。
 このホテルは一泊約4000円、我々にとっては高額ホテルだ。こじんまりとしたきれいなホテル。私たち若い者にとってはもったいないようなところ。
 部屋の窓の外にはカフェテラス、その向こうにはライン河。こんなところに泊まれるのも小さな幸せと思う。
 同僚の有氏曰く。幸せは金では買えぬが、金も必要だと。同感、同感。午後10時半、下のテラスで地ビールを飲む。この時間でも。テーブルは人でいっぱい。
 ケルン市はライン河の畔にあり、大きな近代的都市である。高層ビルもあちこちに建っている。街中はバスの他にトラムも走っている。
 ケルン市内で最も目につくのは、ケルン駅前のケルン大聖堂だ。ゴジック調の尖塔をもった大きな建物で、風格がある。
 この寺もウエストミンスター寺院と同じく壁は真っ黒け。その原因は古いホコリをかぶったせいか、あるいは第二次大戦中、カムフラージュのために黒く塗ったのか、不明。これらの寺院は遠くから眺めると美しいが、近場で見ると幻滅する

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