ヨーロッパ青春ドライブ紀行・1976(16)

8月13日(日)    グロースグロックナー氷河 → ドビアコ

 午前6時30分起床。即席ラーメンの朝食。少し煮すぎてしまったがおいしかった。
今日のルートは山岳路。気を付けて行こう。
まずはグロースグロックナー氷河へ向かう。この氷河への道は有料(150SF)。S字カーブ、ヘアピンカーブ、おまけに急勾配。ギアもローで精一杯の道だ。標高2500m付近まで車で登れる。
 周囲の山々は3000m級で、氷河地形があちこちに残っている。今日目指すグロースグロックナー山は、この近辺の最高峰で、標高は富士山よりちょっと高い(3798m)。
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グロースグロックナー山岳道路

 山体上部から生まれて初めて見る、憧れの大氷河が流れ下っている。その名はグロースグロックナー氷河。氷河の下端に車を止めて、崖を下りると氷河の上に出られ、氷河上を散策することができる。早速、氷河へ。
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グロースグロックナー山と氷河

氷河も初ならば、その上に立つのも初めて、周囲の風景も初めて。感無量だ。
そこからははるか彼方に、頂が高くそびえ立っている。周囲の山肌を削りとったモレーンを大量に伴いながら、幅約1k、長さ数kにわたって麓へ流れ下っている。

 氷河の上は土砂に覆われて汚らしいが、その下は青氷。しかも結晶の粒度も大きく、美しい。
ところどころに規模は小さいクレバスがある。歩く上では特に危険はない。
氷河上のあちこちに足を伸ばした。氷河の末端部にきた。氷河が溶けた水がどうどうと音を立てて流れて氷河が運んだ土砂でせき止められた小さな湖をつくっている。湖は岩肌を削り取った土砂、粘土を含み教科書通り全体が濁っている。
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氷河の上に降り立つ

 周囲の山々を見るとやはり地層は単斜構造からなり、傾いている。構成岩石は、氷河が運んだモレーンを見ると結晶片岩類で力デイ片岩、絹雲母片岩、蛇紋岩も見られる。特に絹雲母片岩の白雲母の輝きが美しい。
モレーン(氷河堆積)は氷河の右岸に多く堆積している。手ごろなもの(絹雲母片岩、片麻岩)をサンプリングする。

午後2時、氷河に別れを告げて、慎重に坂を下る。今日の目的地コルチナダンペツオは、時間的にちょっと無理なので、途中のドビアコ(イタリア)周辺で宿をとることにする。国境を越えた途端、地域の雰囲気がガラっと変わるのには驚いた。イタリア人はドイツ、オーストリア人に比して明るいが、少々、ガサツで品位に欠けるところがある。

  ドビアコ着。この辺りはイタリア北部の観光地で、日曜日、夏季休暇が重なり、宿はどこも満員。仕方なく、最寄の食堂で夕食をとり、近くの木立の中でキャンプ。キャンプ中の子どもたちが10人近くやってきて歓談をする。午後10時就寝

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